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足尾銅山の観光、所要時間はどれくらい?アクセスや地図を調べてトロッコ列車で自然も満喫!足尾銅山の歴史や写真もご紹介

足尾銅山は教科書で見た記憶がある人も多いのではないでようか。トロッコで見ていく坑道以外の観光スポットは?どれくらい所要時間を見ておくべき? 足尾銅山へ行くためのアクセス方法や地図の情報もご案内します。 足尾銅山の歴史や、当時の姿を伝える写真が見られるサイトも紹介しています。

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足尾銅山を観光でめぐる所要時間はどれくらい?

・足尾銅山
過去には「日本一の鉱都」とまで言われたほど栄えた足尾銅山。現在は、その坑道やその歴史を紹介する施設と周辺が観光スポットになっています。

トロッコで進む全長700メートルの坑道には、当時の採掘作業のようすを人形でリアルに再現しています。掘り出された鉱石から見慣れた銅の姿になる過程を展示した資料館は、お子様の自由研究テーマなどにもいいのでは?

 営業時間9:00~16:30(無休)

・足尾歴史観
小さいながらも、当時のようすを伝える写真や、当時の人々の暮らしぶりがわかる生活雑貨なども展示されています。

 4月1日~11月30日まで
 営業時間10:00~16:00(月曜日休館。月曜日が祝日の場合はその翌日休館)

・古河掛水倶楽部
足尾銅山の最盛期、そこを訪れる華族や高官のための迎賓館として使われていたレトロな佇まいが魅力の建物です。大正時代のピアノや、国産初のビリヤード台があります。

 4月中旬~11月中旬まで
 営業時間10:00~15:00(土・日・祝日のみ)平日の見学は要事前予約

足尾銅山から足尾歴史観は徒歩数分。古河掛水倶楽部までは、レンタサイクルを利用して全体で4時間から5時間くらいで巡れます。足尾銅山坑内だけなら1時間程度。

足尾銅山へのアクセスは、公共交通で。車移動んなら地図もお忘れなく

・日光駅、東武日光駅からバス利用
JR日光駅、もしくは東武日光駅から市営バスを利用して50分程度。「銅山観光前」で下車します。バスは非常に本数が少なく、1日4本ですので時間に余裕を持って移動するようにしましょう。

・わたらせ渓谷鐡道
通洞駅から徒歩で数分程度。2009年に通洞駅の駅本屋及びプラットホームは登録有形文化財に登録されています。通り過ぎるだけでなく、駅舎周辺も堪能してくださいね。

・自動車利用
日光宇都宮道路(有料)清滝インターチェンジで降りて30分程度。

パソコンやスマホのナビゲーションアプリや乗り換え案内なども活用すると、簡単に調べられますよ。

足尾銅山のレトロかわいいトロッコ列車に乗ってみよう

足尾銅山の坑内を見学するためのトロッコとは別に、わたらせ渓谷鐡道を走るトロッコ列車があります。自然豊かな渓谷の景色を楽しみながら、レトロな列車に揺られてみませんか?

夏には窓ガラスの無いオープンタイプ。渓谷の風を感じて走ります。冬にはきちんと窓ガラスを取り付けますので、ご心配なく。列車には「トロッコわっしー号」と「トロッコわたらせ渓谷号」があります。

なお、トロッコ列車は毎日運行しているわけではありません。わたらせ渓谷鐡道会社の公式サイトで確認するか、リーフレットがダウンロードできるので、旅行の日程を確認してみてください。

また、定員制なので整理券がないと乗車できません。思い付きで足を延ばしても、乗れないことがあるので要注意。

足尾銅山の発展の歴史と今も残る負の遺産

足尾銅山は、1610年に幕府が銅山と認めてから360年に渡り銅の採掘が行わた日本唯一の銅山です。ピーク時には、年間1200トンもの銅を産出していました。それにより、足尾の町は「足尾千軒」と言われるほど活気づきます。

江戸時代には、足尾で採掘された銅が江戸城など重要な建築物に使用されたり、海外へ輸出され日本の経済を潤していました。

しかし、幕末から明治の頃になると足尾銅山の産出量は激減し、年間150トン程度にまで落ち込んでしまいました。新たな鉱脈が発見されるなど、富国強兵の時代の流れを背景に再び生産を上げます。

ところが、この発掘の影響で樹木が伐採され、工場からの煙や排水が環境を汚染していきます。水源である渡良瀬川の洪水、水質・土壌の汚染など、いわゆる「足尾鉱毒事件」が起きるのです。

対処は取られたものの、1980年代まで精錬所は稼働し続けました。目には見えなくとも、土壌には今もその影響が残っている痕跡があるのです。

足尾銅山の古い写真がパソコンから簡単に閲覧できる

足尾銅山の現在のようすや、坑道内の光景などはネットの画像検索でも多数探すことができます。

しかし、現在の明るい観光地の姿ではなく多くの人々が汗を流していた明治28年頃の写真が国立国会図書館のデジタルコレクションで見ることができます。現在の写真からみると、画像も小さく、白黒で不鮮明ではありますが、当時の人々の暮らしの一端を垣間見ることができる貴重な資料です。

環境問題や公害の被害など、現在に生きる私たちにも何かを語りけてくるものを感じます。

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