歴史ある庭園【清澄庭園】の営業時間や入園料、清澄白河駅からのアクセス、貸しスペース『涼亭』のご案内、花菖蒲の見ごろをご紹介！

清澄庭園の歴史を知ろう！

清澄庭園に一歩足を踏み入れると、そこはタイムスリップしたかのような、歴史ある日本庭園の美しさが広がります。
この場所は、元禄期の豪商と言われた紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられています。
その後、三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が、三菱社員の慰安やお客様の接待のために買い取り、庭園の造成が始まりました。
庭園の泉水には隅田川の水を引くなど、大規模な造成が行われました。
そして、明治24年に今の姿の回遊式築山林泉庭園として完成されました。

大正12年の関東大震災では、こちらの庭園も大きな被害を受け、邸宅も焼失してしまいました。
当時の三菱の社長は、東京都に庭園の半分を公園用地として寄贈しました。
その後、昭和48年に、東京都が残りの半分を敷地として買い取り、昭和52年に清澄公園として都民に開放しました。

清澄庭園の営業時間と入園料

○清澄庭園の営業時間（開園時間）
　午前9時～午後5時
　（入園は午後4時30分まで）

○入園料
　一般　 …150円
　65歳以上…70円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料）

○休園日
　年末・年始
　(12月29日～翌年1月1日まで)

清澄庭園では、土曜日・日曜日・祝日の午前11時と午後2時に庭園ガイドが無料で行われています。
お時間の合う方はぜひ、ガイドの説明を受けて庭園内を回ると、さらに歴史や風情が楽しめて、庭園を満喫できるでしょう。
庭園ガイドは、気象状況などによって中止する場合もあるので、当日の実施については、清澄庭園サービスセンターに問い合わせてみると良いですね。

清澄庭園は、都指定名勝に指定されており、今後もその保存が適切に行われることが必要です。
そのため、入園する側も配慮ある行動が必要です。
ペットの入園はできませんので、お気を付け下さいね。

清澄庭園へのアクセスは…清澄白河駅で下車、徒歩3分

清澄庭園の所在地は東京都江東区清澄二・三丁目になります。
公共交通機関を利用される場合は、都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14･Z11)駅で下車後、徒歩約3分です。

周辺は下町の風情のある住宅地となっています。
庭園の周りには高層ビルが少なく、庭園からの眺めも良いですよ。

お車で行かれる方は、清澄庭園には駐車場はありませんので、お近くの一般有料駐車場をご利用下さい。

文化財を貸しスペースとして利用できる清澄庭園の『涼亭』のご案内

清澄庭園の中には『涼亭』という有料予約制の集会場として使える施設があります。
涼亭は、明治42年に来日したイギリスの国賓を迎えるために建てられた数寄屋造りの建物で、東京都選定歴史的建造物に指定されています。
歴史ある文化財の中で時間を過ごせ、窓からは一面の美しい庭園の姿が望めます。

こちらの施設は一般の方でも利用ができます。
涼亭は3時間30分までのご利用で、料金は5,500円となっています。
申し込み方法は、清澄庭園に直接行き、使用料を納めると使用することができます。
集会場の中では、食事をすることも可能です。
その場合は、清澄庭園配ぜん室のお食事サービスを利用することができます。
予約は、利用日の1週間前までとなっています。
メニュー・料金は清澄庭園の公式ホームページの「施設について」に進み、「清澄庭園配ぜん室サービスのご案内のページへ」で確認することができます。

清澄庭園のイベント『花菖蒲と遊ぶ』、美しい花菖蒲の見ごろは

清澄庭園は、花菖蒲の名所としても有名です。
毎年、6月上旬より約350株の花菖蒲が見ごろを迎え、来園者を楽しませてくれます。
園内のイベントとして、花菖蒲特別ガイド『花菖蒲の楽しみ方』が行われます。
アヤメ科には、花の色や形の違いで約5,000もの種類があると言われます。
そのアヤメ科の見分け方やハナショウブの鑑賞方法などをガイドしてもらうことができますよ。
期間中は写真のパネル展示なども行われます。

初夏の緑が深まる庭園の中に咲き誇る花菖蒲の姿を楽しむことのできるこの季節が、一年の中で一番美しい庭園の姿でしょう。
緑の木々の中に、花菖蒲の白、ピンク、紫と様々な色が水辺に映えます。

詳しい期間等は公式ホームページでご確認下さい。
花菖蒲の開花状況なども、写真入りで公開されてますのでご参考にして下さい。
季節の移り変わりに伴う、公園の花や植物の最新の開花情報も知ることができますよ。